2014年のまとめと2015年の抱負。月並みですが。
遂に2015年になりました。明けましておめでとうございます。
初の海外での年越し。
なぜかこっちで知り合ったアメリカ人と飲み歩くことになり、アップルのデザイナーやらいろんな人と年越しすることになりました。年越しした瞬間にいろんな所でグラスが割れたりしてなんか大変でした。汗
個人的にはここ最近の中では特に激動の1年となりました。
ということで簡単に去年の振り返りと今年の初心をば。ちょっと長いかも。。
このブログを書き始めて1年。月1〜2ペースの超スローペースですがなんとか続けることができてます。たまによくわかんないこと書いてますが、自分の中のぼんやりとした考えを整理して吐き出して行くことには一定の価値があるなぁと感じているので、なんとか続けて行きたいなと。
節目
3月末:メンバーズ退職
4月〜5月:フィリピンで語学留学
6月〜:アメリカ・サンフランシスコで英語学びながらいろいろとやる毎日。
8年間勤めた会社を辞めて、英語も全く喋れなかったのに海外行くことを決めて、いろんな人にあって、自分のやりたいことを追求して整理していく毎日でした。一旦社会から離れる不安は大きかったですが、個人的には良い時間を過ごせていると思っています。まだまだできなかったことがたくさんありますけど。
今の英語レベル。
4月時点では自己紹介も満足に言えず、フィリピン留学終了時に受けたTOEICシミュレーションでは360点を叩き出し、絶望を感じながら6月中旬にアメリカに来たんですが、なんとか11月に受けた時にはTOEICもようやく680点取れて中級になってきた感じです。今度また2月に試験を入れておきました。定期的に受けておかないとちょっと見失いそうになるので。。目標は・・・760点!今3ヶ月でプラス80点ペース、、、って感じなので。
前回のエントリーでも書きましたが、だいたい日常会話は困らないくらいになってきました。ネイティブの人たちになんとか言いたいことも伝えられるくらい。メールとかなら時間かかるけどちゃんと文章も書ける。語学学校の先生とか中級・上級の留学生の英語はだいたい分かる。でも映画は字幕無いと分からないこと多いし、ネイティブ同士の会話は速過ぎてついていけない。中級から上級に向かう時の、いわゆる壁にぶつかっているような気がしています。
最近はNetflixだけじゃなくて、シャドウイングも少しずつ始めました。ジョブズのスタンフォードスピーチは個人的に良い材料だと思います。字幕なしでも聞き取れるくらいにはなっているのに上手く喋れない。この辺ちょっと繰り返し繰り返し喋らんとなぁと。
もちろん、英語環境は作れているので勉強・練習だけじゃなくてちゃんと実践もしていきます。
個人的テーマ
このブログを始める時にちょっと書いてたんですが、ここに来てようやく何をやっていくのか方向性が見えてきました。それがこの3つです。
- 「Webコミュニケーション」
- 「地域ハック」
- 「使う場所を増やす」
1.Webコミュニケーション
もちろん、ずっとWeb畑で仕事をしてきたし、昔からインタラクティブなメディアが面白くてこの道を選んだのもあります。ソーシャルメディアの登場で一気にコミュニケーションが変わって行くのもありました。マンガのSNSを作ったのもそうです。
この領域で特に思うようになったのは、Before FacebookとAfter Facebookです。一回友達になってしまえばもうFacebookやLineでつながってコミュニケーションができてしまうんですよね。おそらくここの領域でこれから出てくるのはコンテンツメーカーアプリ(写真や動画など)やちょっとしたニッチな機能を含んだものなど、小さなイノベーションはあるものの、基盤は完成されつつあるんじゃないかなと。みんな器用に相互関係をコントロールできる環境が整っているんじゃないかと。詰まるところ、これがAfter Facebook。
で、Before Facebookの方を見てみると、まだまだやりきれていない領域がたくさんあるんじゃないかと特にアメリカに来て思うようになりました。いろんなミートアップに参加したり、思い切って国外に出ることで、それまでは絶対に会うことの無い人たちと出会うことができました。
振り返ると鎌倉の時は鎌倉は好きでたまらなかったのに、会ってた人は少なかった。行動してなかったなぁと少し後悔。ちょっと動けば外国人にも会えるし、カマコンバレーもあったし、もっといろいろやれることあったなと今になって思います。
出会い系アプリとかセレンディピティを作りたいとか、そういう考えから出発しているわけではないですし、これは次のテーマにも関わってくるんですが、サンフランシスコにいると、少し歩けばテックワーカーに当たるので、いろいろ面白かったりするんです。この「面白そうな人がいる予感」って結構大事なんですよね。
今ある関係性を深くしていくのも重要ですが(これはもうFacebookとLineに任せるとして)、それと同じくらいこれから出会う人たちの可能性を広げることも重要ではないかと。
2.地域ハック
これは鎌倉に居た頃からのテーマだったりもするんですが、地域を好きなだけじゃなくて、それを活用したり新しい風を入れることで、もっと地域って楽しくなるんだなぁということです。動的平衡と言う言葉がまさにピッタリ。クローズドではなく、風通しの良い状況こそ、中身が成長して行くというシステム。そのためのベースはセミナーやカンファレンスではなく、Meetupになってくるとは思っているんです。
ホントにサンフランシスコ内だけでもミートアップは盛んで、いろんなミートアップに行きました。特にランゲージエクスチェンジですけど。
だからと言って、こんなミートアップがありますとか情報を伝えるメディアを作るというわけでもないし、何か大きなイベントをやります、っていうわけでもないと思います。ミートアップやイベントを告知したり決済するプラットフォームはずいぶん昔からありますしね。日本でももうかなり出来上がってきてますしね。Peatix,everevo,atndなどなど。。
そして、地域活性化の最大の仕掛けは「予感を作る」ことだ、という言葉をメンバーズ時代に聞いて、スッと腹に落ちたのを今でも鮮明に覚えています。それは上記のプラットフォームがあるから予感が作られるんではなくて、やはり人がいて始めて成り立つもの。
どんな人がいて、どんな集合体ができあがっていくのか、そしてそこにどんな予感が形成されるのか。カマコンバレー、シリコンバレーと移り住んで、オーガナイザーの存在・モチベーション、参加者の参加動機・体験、ファシリテーションの仕方、いろいろと観察すべきことはたくさんありますが、もう少しこのリアルコミュニティというものの本質を突き詰めて行きたいなと。
「観光素材」ではなく「人的素材」からのアプローチでの地域ハック。これを主軸に置いて行きたいと思います。
3.使う場所を増やす
これは英語を勉強する上で痛感したことでもあり、当たり前でもあることなのですが、英語を勉強しているだけではホントに「忘れちゃう」んですよね。
Hunter x Hunterのワンシーンで、確か天空闘技場編だったと思うんですが、「念」と言う特殊能力を使うのを主人公がしばらく禁じられていて、久しぶりに使うシーンがあるんです。また使えるかどうか主人公は不安だったんですが、結果的には普通に使えたんです。で、その師匠が主人公に言った説明が妙にしっくり来たんですよね。
「自転車を一回乗れるようになったら忘れないように、念も一回覚えたら忘れない」(とかそんな感じを言っていました)。
確かに。久しく乗ってなくても乗った感覚を覚えていれば滅多なことでは転ばない。なるほどなぁと。自転車と比べたら英語はもっと複雑だったりするので、英語学習を説明するのには車の方がもっと例えとしてはしっくりくるのかも。
要するに、車を乗るには学科と実技がありますが、学科だけやり続けてどれだけ点数が取れようとも車には乗れないんですよね。教習所で実際乗って、いっぱい失敗して、体で覚えて始めて学科で学んだことが生きる。英語を使うのに免許なんて要らないし、実は車に乗るよりもハードル低いことなのに、なぜか話せない。使えない。しかも忘れちゃう。
全ての原因は車の実技のように「使う場所、試す場所」が無いからなんだろうなぁと思います。 詰め込み型で受験のために覚えたり、TOEICでいい点を取るために勉強したりと、外の世界に出ないで終わってしまうから忘れてしまうんだろうなと。
中高6年間学科しかやっていないのと、一年だけでも学科と実技をバランスよくやるのと、どっちが上手く使いこなせるようになるのかは一目瞭然です。実際中高は他の教科もあるので難しいかもですが。でも効率・効果は全然違ってきます。
勉強するのが無駄とかそういうのではなくもちろん必要で、使う場所がなさすぎるのが課題だ、ということを言いたいのです。英語学習アプリは腐るほど世の中に出てるし。勉強だけだとつまらないというか、ただテストの結果のためだけにやるというのが苦痛なんですよね。その苦痛を和らげる方法を見つけて、聞くだけでマスターするとか、楽して学ぶとかそういうので学習を促すのもなんか筋が違うというか。これで出来るようになれば中高でみんなやってると思うんですよね。笑
実際、英語で外国人と会話するのは楽しいのにね。会話できるのは楽しいし、会話できないと悔しい。だから勉強する。そしてすぐ使う。だから続く。
前のエントリーで、日本でも外国語環境は作れる、というようなことを書きました。
お金を払って英会話教室言ったり、スカイプで話したり、とかお金かければなんとか出来ると思うんですが、そもそもコミュニケーションするのにお金を取る必要も無いんですよね。アメリカ人と話すのにお金を払ったことなんてないです。がんばったりお金を払ったりしなくても続けていけるのがランゲージエクスチェンジだと思っています。勉強するのは苦しいけど、「使うのは楽しい」んです。だから使う場所をもっと増やせるアプリと言うかそんなサービスがもっとワークしていくと良いなと。
そんなことを一つのサービスアイデアにザックリとまとめて、学習アプリじゃなくてもっと使う場所増やすアプリを作ろうよ、ってこの前こっちのアントレプレナーに話したら「アイデアは面白いけどマッチングの仕方だよね。英語を学ぼうとする外国人は多いけど、日本語を学ぼうとする外国人はそこまでじゃない。このギャップをどうするか」ということを指摘されました。確かにー。
マンガSNS作る前に前職の社長から言われたことが「美味いラーメン作るなら美味いラーメンを知らなきゃならん。100杯食わないと」と言うこと。今は英語学習アプリやランゲージエクスチェンジの調査、リアルでのミートアップに参加するなど泥臭い調査をやってます。英語の勉強にもなって一石二鳥でもあるのでいいっすね。
まだまとめられる状態ではないけど、もう少しこの課題の本質の部分、ソリューションの切り口、ビジョンをシャープにして行きたいと思います。
あと、一つ思ってることがあって。本来は英語の勉強をしている中高生の時にもっと使う場所を提供できると良いなと思うのですが、中高生がWebを使ってオープンに世界を広げることに抵抗がある人もいるんだろうなぁという、リスクというか障壁というものを感じています。ビール片手にいろいろ話すのが一番個人的には良いと思ってるんですけどねw
ま、今は結構目の前のことが大きくなっているので「第二外国語学習」についてがとっかかりやすいというのがあるんですが、この「使う場所がない」問題って他にもあるんじゃないかなと思うんですよね。もう少し視野を広げてみるとともに、この語学習得の方をどうやって形にしていくかを考えていきたいと思います。
そんな感じで、もう少しフォーカスするとこんな感じ。
- 「Before Facebook」の領域で、
- 「オープンでリアルの場所を活用する」ことを意識して追求し、
- 「英語の“使う場所を増やす”」ことを形にしてみる。(ここはテーマが変わるかもしれない)
まだまだぼんやりしていますが、こんな感じのテーマが今個人的に熱くなってきた領域です。Webの人間なんですが、なぜかよりリアルの方に興味が出てきた、ってところですね。結局現実からは逃れられないんですw
去年と比べるとグローバルに考える癖がついてきたかなぁ。日本の外から物事を考えるって結構視点が変わりますね。もやもやっとしていた部分に対する考察も少し前進した感じですが、ちょっとスピード感ないな。。。つい緩くなってしまうのが悪い所か。今年は緩めずスピードを意識して動いて行きます。
2014年はいろんなインプットをした年。2015年はそれを形にして試す年だと考えています。
2015の目標
- 社会に出る。サービスを形にする。ちゃんと金稼ぐ。
- 毎月の目標作る。そして達成する。
- 英語ちゃんとできるようになる。ネイティブと自然に日常会話レベルでコミュニケーション取れるようになる。目安はTOEIC900以上。
- 健康維持。5kg落とす。(こっち来て体重測ってないけど少し減ったかも。でも油断するとすぐ増えるので)
- ブログちゃんと続ける。最低月に一本。
ということで直近の節目として2月13日に語学学校修了があります。でも日本に帰るタイミングとか、そもそも帰るのかとかまだ全然決めてません!とりあえず2月14日からの宿確保から始めないとなぁー。1月の目標は明日決めます!
今年も頑張ります!